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キッズウィークって何?みんなが幸せになる政策?それとも・・・

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キッズウィーク、皆さんはご存知ですか?皆さんは、このキッズウィークのこと、どう思いますか?賛成ですか?反対ですか?

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キッズウィークとは?

キッズウィークとは、夏休みなど長期休暇の一部を別の時期に分散して取得する制度のことです。

例えば、夏休みの最終週(8月の最終週)の休みを、別の月に設定する、というような感じになります。

地域ごとに長期休みから別の時期に、その一部を移すことによって、

渋滞や混雑が少ない時期に、家族で出かけることができるようになります。

最も大きな目的は、大人が有給休暇を取るように促すことです。

子どもが休みになる、その1週間は、大人も休みをとり、

家族でゆっくり出かけよう!ということです。

また、地域によって違う時期にキッズウィークを設定することで、

人気のある観光スポットが激混みしたりしなくなり、

また、年中安定的にお客さんを確保できるようになるのではいか、という

経済的な効果も狙っているといえます。

全国の小中高校が対象で、2018年4月からの実施を目指しているのだとか。

公立校は義務化を目指し、私立校には協力を求める方針だそうです。

キッズウィークの問題点

さて、悪くない提案のように思えるのですが、

プレミアムフライデーと同様、なぜか冷めた意見が多いようです。

問題点として挙げられるのは、以下のようなものです。

①夏休みが減る?!
8月の夏休みの5日間を他に移すのはいいが、現在でも冷房がない学校が多いのに、暑い中子どもたちを学校に集めて、午後のうだる暑さの中、勉強がはかどるわけがない。という意見。確かに冷房がない学校では、8月の最終週に学校に行くのは大変でしょう。

②国に休む日を決められたくはない!
様々なライフスタイルがある現代、国に休みを決められてもそれを実施できるとは限らない。

③サービス産業の人の家族はどうすればいいのか。
日本人の7割近くががサービス産業であるという事実。サービス業は、人が休みの時に働いたりもする。果たして多くの人が休める可能性がある政策なのか。

④子どもがいない家庭や独身者は休みがとれるのか。仕事の負担が増えないか。
2035年には独身者が5割になる!?という話がある今の日本。子どもがいない人は有休が取りにくい、そんな風潮になるのはおかしいのではないか、と言う意見です。確かに、「子どもがいないからキッズウィークはなくても大丈夫だね?」などと、もしも上司に言われたら、キッズウィークで休んでいる人の分まで働くことになるのでは??という懸念が生まれてもおかしくはありません。子どもが居てもいなくても、平等に休みは取れるべきです。

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⑤部活動は?
キッズウィークの実施を考えた時、部活動はどうなるのでしょうか。すべての部の大会がない時期、または、大会前の練習を心配しなくても大丈夫な時期と言うと、部によって違います。学校でキッズウィークを実施したとしても、大会前の部活は休むことはできないでしょう。顧問も生徒も、大会前にゆっくりは休めません。やらなければ勝てない。やっている部が勝つ!となれば、練習をバンバン入れます。
 

様々なライフスタイルがある現代社会で、

一つのルールにみんながまとまって乗っかるのは

ちょっと難しいのかもしれない、とは思わされます。

しかし、働き方改革の一つとしては、面白い提案をしてきた、という

気もします。もちろん少し安易な部分はありますが、

長時間労働が普通になっている日本人に対して、

少しだけ欧米寄りのライフスタイルに移行してもいいですよ~

って、国が言ってくれるのは、嬉しい事でもあります。

ヨーロッパでは1年に1回は、1か月ほどのバカンスに出かけたり、

長期のお休みを取るのは当たり前です。そのために働いているのだ、と言います。

他の国から見ると「日本人は仕事ばかりしていてかわいそう」に見えるようです。

せっかく政府が打ち出したキッズウィーク。大人にとっても子どもにとっても

ステキな時間にすることができるといいのですが・・・。

まとめ

今のところ、キッズウィークは、導入に反対の人が多いようです。

導入しても、あのプレミアムフライデーと同じように、

名前ばかりの政策になってしまうような予想がします。

気の利いた提案ができればいいのですが、

さまざまな業種、地域の人が、それぞれ分散して休みを取る、というのは、

数多ある企業の内情を理解していたとしても難しいでしょう。

地域ごと休みを設定するということではなく、

個人が休みたい時に休める体制になれば、気軽に休めるわけですが。

そのためには、休みが取りやすい体制に各企業がなっていく必要があります。

その人がいないと会社が回らない、ではなく、

同じ仕事を何人かで回して入れば、一人いなくても対応できます。

女性を活用したいという事から言っても、

一人ひとりのライフスタイルが実現できるよなシステムになっていかなければ、

難しいのかもしれません。

ワークシェアのような形や、

ある程度の人数のチームで、ある程度の仕事をこなすような体制にして、

順番に休みが取れるようなシステムを作る、など。

いづれにしても、人が定期的に休んでも、

仕事の効率が保てて、収益が見込める体制を作る必要があり、

今すぐに変わるというのは難しいのかもしれません。

すべては「愛」でしょうか。

国民一人ひとりの人生や生き方を、大切に考えている政府であれば、

もう少し気の利いた意見が出てくるのかもしれません。

日本の働き方改革は、政府任せにはせず、

国民からも声をあげていくことが求められるのかもしれません。

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