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♢♢♢幸福度の調査方法は一つではない!?日本は幸せな国?それとも・・・♢♢♢

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幸福度を表すランキングが話題になっています。しかし、幸福度を表すランキングは一つだけではなくいくつかの種類があります。一体何をもって幸福と言えるのかという事を突き詰めていくと、たった一つの幸福度調査というわけにはいかないようです。

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国連の世界幸福度調査

国連は3月20日(世界幸福デイ)に幸福度ランキングを発表しました。

調査対象の国は155か国

2017年のランキングで、最も幸せな国とされたのはノルウェー。

日本は51位でということで、2016年の53位から順位を2つあげています。

調査方法は、次の6項目によるものとされています。

① 人口あたりGDP(対数)

② 社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)

③ 健康寿命

④ 人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)

⑤ 寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)

⑥ 腐敗の認識(政府に腐敗が蔓延しているか)

純粋幸福度

最近では「純粋幸福度」にも注目が集まっています。この調査は「ワールドワイド・イディペンデント・ネットワーク/ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション(WIN/GIA)」が年末に出している調査結果で、昨年の12月23日に発表されています。

「純粋幸福度」とは、

「幸福を感じている人の比率」-「不幸を感じている人の比率」

具体的には、自分は幸せだと思うか、という質問に対して、

「とても幸せ」
「幸せ」
「幸せでも不幸でもない」
「不幸せ」
「とても不幸せ」

のどれかで回答します。

(「とても幸せ」「幸せ」の割合の合計)ー「(「不幸」「とても不幸」の割合の合計)

=「純粋幸福度」

この調査の結果によると、1位はフィジー 89%

日本は55%で25位となっています。ちなみに去年よりもランクアップしています。

この調査で興味深いのは、国連の幸福度調査で上位だった、

ノルウェー(1位)
デンマーク(2位)
アイスランド(3位)

の3つの国は、この純粋幸福度調査では、

ノルウェー 56%(22位)
デンマーク 56%(22位)
アイスランド 70%(13位)

と、ずいぶんと順位が変わります。調査方法が変われば順位も大きく変わってきます。

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地球幸福度指数

この指数は、国民の満足度や環境持続性から「国の幸福度」を計る指標。

イギリスの環境保護団体であるFriends of the Earthが2006年7月に紹介したといわれています。

もともとの考え方は、GDP(国内総生産:国内の生産活動を数字として表したもの)や

HDI(人間開発指数:国内の住民生活の質や発展度合いを表したもの)が

金銭的な発展度合いを測るだけの指標であり、

人間生活の真の豊かさの度合いを表したものではないという考えから発しています。

そこで、人間が本来人生に最も望む幸福と健康の度合いを測るもの

人間の活動、例えば文明の活動が地球環境において将来にわたって持続できるかどうかなどの概念である

持続可能性を組み込んだ国の幸福度を測る新しい指標として出てきました。

その調査項目は、

①平均寿命
②健康指標
③健康格差
④エコロジカル・フットプリント

の4項目が基準となっています

。2016年度の統計では、コスタリカ、メキシコ、コロンビアと中米地域の3国がトップ3に入っています。

日本はエコロジカル・フットプリントの指数が低く140の国・地域中58位でした。

環境的に日本は幸せとは感じられない環境になっているということです。

簡単に言うと「狭い」という事でしょうか。

※エコロジカル・フットプリントとは、とっても簡単に言うと、ある特定地域で今の人間活動に必要だと思われる土地。それ(必要面積)に対して実際の土地(現存面積)はどのくらいあるのかということ。これによると、日本は15.4倍となり、現存面積が圧倒的に足りていない、ということになります。

国民総幸福量

「国民全体の幸福度」を示す“尺度”として、1972年にブータン王国の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクの提唱でブータン王国で初めて調査され、それ以後国の政策に活用されているようです。ブータンでは、国民一人当たりの幸福を最大化することによって社会全体の幸福を最大化することを目指すべきだとする考えから、現在ブータン政府は国民総幸福量の増加を政策の中心としています。いろいろな意見はあるようですが、なかなか興味深い調査方法ではあるようです。

まとめ

幸福度を測る調査、様々なものがあります。「幸福かどうか」を一つの物差しで測ることはできないだろうことは理解できます。どの調査にしても、ここから何かを学び取って未来に生かしていける姿勢でありたいものです。

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