教育

学校がストレスとは限らない?!サドベリースクールって何?

投稿日:2017年5月1日 更新日:

学校というとストレスの多い場所、というイメージがある人も多いかもしれません。しかし、世界にはいろいろな学校の在り方があります。今日はちょっと変わった学校の在り方「サドベリースクール」について触れたいと思います。

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サドベリースクールでどんな学校?

サドベリースクールという言葉を聞いたことがある人は、まだまだ少ないかもしれません。まだ発展途上の感は否めませんが、日本国内にも10校ほどあるようです。

その教育モデルは『子どもは生きていく上で必要のあることは自分で学んでいくことができる』という信念に基づいています。

この信念に基づき、サドベリースクールには大人から押し付けられるカリキュラムは一切ありません。一切です!例えば、日本では小学校1年生がひらがなを勉強しますね。しかしサドベリースクールでは、ひらがなを学ぶカリキュラム自体が存在しません。それでも識字率は100%と言います。どういうことなのでしょうか?


サドベリースクールの教育ってどんな教育?

サドベリースクールにはカリキュラムが一切ありません。共通して使う教科書もありません。なぜなら、『子どもは必要のあることは自分で学ぶことができる』という信念があるからです。
生徒たちは、朝から帰るまで、自分の好きな事ややりたいことに没頭します。この集中力がやがてやりたいことが見つかったときに大きな力になるそうです。やりたいことが見つかり、そのために字を読む力が必要だと思ったら、生徒はスタッフ(先生)に「『字』を学びたいから教えてください」と伝えます。スタッフ(先生)は、「そういうことなら、毎週火曜日の10時に『字』の勉強をしよう。その代り時間に遅れたりすることの無いように。」という約束を交わします。多くの場合、生徒自身が学びたいと思ったときのエネルギーは大きく、例えば小学校6年分の算数を20時間で学び終えたりするようです。(著書「世界一素敵な学校」より)
このようにして、やりたいことや将来の夢が見つかったら、そのために必要なことを学んでいくので、卒業する時の識字率は100%になるのだそうです。

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また、サドベリースクールでは、サドベリー・スクールの管理に関わるすべての事柄がスクール・ミーティングによって決定されます。議題は、学校のルールの変更から予算、スタッフの雇用・解雇にまで及ぶそうです。出席しているすべてのメンバーには平等な投票権が与えられ、ほとんどの決定は多数決によって行われます。生徒とスタッフの投票権も平等。
お金の事も生徒に考えさせるのです。そして、一緒に過ごすスタッフもこのスクールミーティングによって決めるということなので、生徒に認められないとスタッフになることもできない、という事のようです。面白いですね。

サドベリースクールを卒業すると、どんな人になるの?

サドベリースクールには、5歳~19歳までの生徒が所属することができます。年齢でクラスを区切ることはなく、異年齢の生徒同士が共に生活していきます。そういう意味では、里山の小さな学校と似ていますね。夢が見つかって、その方向に進むと決まったらサドベリースクールを卒業します。「〇〇になるために大学に進学する」という事も多く、大検をとって大学に進学します。サドベリースクールでは、自分が将来何になるのかを当たり前のように考えます。19歳までにそれを見つけ、次のステップに進んでいくのです。

世界中のサドベリー・スクールのモデルであるサドベリー・バレー・スクールは、過去40年の間にサドベリー・バレー・スクール卒業生に関する調査書を二回発行しています。その報告の中で特筆すべきことは、卒業生の約8割は大学を卒業しており、また人生の様々な領域で成功しているということです。人生に対する満足度も比較的高いということが言われます。勝手な私の印象ですが、成功している人たちがこの教育方針を好んでいる、という印象があります。
まだあまり認知度が高くないせいかもしれませんが、批判的な声も聞こえてはきません。

まとめ

シュタイナー教育とはまた違った教育ですが「子どもの中から自分を育てる力が出てくる」という考え方では一致しているように感じます。今の先進国の教育は、すべて大人が作ったカリキュラムやシステム(年齢で区切るなど)に子ども達を合わせる、という形をとっていますが、サドベリースクールでは逆に、子どもたちの思いや成長に合わせてカリキュラムを作っていく、というやり方なのかもしれません。
自分が何者で、何をやって生きていきたいかを、5歳~19歳までじっくり考えることができるというのは、なんだか羨ましい気がします。そして教育には様々な可能性があるのだという事を改めて教えられます。

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