歳をとったのだから、体重が増加してしまうのは仕方がない事だ、なんて思っていませんか?それ、本当ですか?実は、健康なご長寿の方々に体重の増減について聞くと、多くの方が、ここ10年間体重の増加はほとんどない、と答えています。歳をとったから体重が増えるのではなく、体重が増えない方が健康に歳を重ねていく、ということのようです。
体重の増加は年齢とは関係ない!
『林修の今でしょ講座』より
1000人の健康なご長寿に、体重の増減について聞いてみたところ
「10年前と比べて体重が5㎏以上増えた?」という質問に対する答えは、以下のようになっています。
ほとんど10年間体重が変わっていない、という方がほとんど。ということは、
健康長寿を目指すなら、体重を増やさない!ことが大切!と言えそうです。
そうはいっても、年齢とともに体重が増加してしまう人は多いはず。
若い頃はいくら食べてもすぐに元に戻ったのに、今はちょっと食べるとすぐにお腹周りが・・・
なんてことは、別によく聞く話。
では、健康にご長寿になられている方々は、なぜ体重をキープできるのでしょうか?
皆さんもご存知の通り、やはり、筋肉が大切なんです。
筋肉があれば、太りにくいのです。
番組内では、「筋肉貯金」という言葉を使っていましたね。
筋肉貯金があれば、太りにくい。では筋肉貯金ってどうやって作っていけばいいのでしょう?
体重の増加を防ぐ鍵は筋肉貯金!
筋肉があれば代謝がよくなるから、食べてもエネルギーとして消費される、
ということは、何となく分かりますよね。若い人は筋肉があるから、
太りにくく、食べても食べても消費されるのだろう、というのは
素人でもわかる話。面白いのは、日常生活で消費されるエネルギーの内訳です。
活動代謝が20~30%
食事代謝が約10%
こんな風になっているそうです。ちょっと意外なのは、活動代謝より、基礎代謝の方が
割合が高い事です。基礎代謝は、内臓を動かしたり体温を維持するために使われるエネルギー。
運動したり活動したりするときの代謝よりも多いのです。
つまり、運動らしい運動をそれほどしなくても、
基礎代謝量が上がれば、太りにくくなる、という事なんですね。
そして、その基礎代謝量を上げるためには、筋肉貯金が必要になる。
そこで気になるのが、どうしたら効率よく筋肉貯金ができるのか、ということ。
筋肉貯金を効率よく貯めていくためには、筋肉が多い場所を鍛えればいいですよね。
では、筋肉が多い場所はどこなのか、ということです!
体重の増加を防ぐために筋肉をつける運動
全身の筋肉の70%が、なんと下半身にあるのだそうですよ!
確かに太ももは筋肉が多いのかな~なんて思ったりしますが、実はお尻も結構大切。
イスから立ち上がると動作をするときに使う筋肉では、
ひざが5割、お尻が5割
なのだそうです。お尻の筋肉って大切なんですね!
そして、お尻の筋肉とモモの筋肉を正しく使うスクワットがおススメ!
① 手は胸に
② イスに腰かけるようにしゃがんでいく
③ しゃがんだ場所で3秒キープ
④ 立ち上がりますが、立ち上がりきらない!ここがポイント!ひざが少しゆるんだ状態でまた②~④を10回繰り返します。
毎日ちょっとずつやることが大切。一日だけやっても効果はありません。1日1分です!
がんばりましょう!
間違ったスクワットだと、体を痛めます。正しいスクワットを心掛けてください!
まとめ
このスクワット、かなり効きます。お腹、お尻、太もも。いろいろな部分が、
終わった後にだるく、疲労していることが分かります。
番組の中でゲストにいらした先生も言っていましたが、筋肉を鍛える時は、
やはり少しは負荷をかけないと鍛えることはできない。
少し厳しいけれど、ほんのちょっとだけ頑張ってみるのもいいのではないでしょうか。
体に無理をかけられない方は、ちゃんとお医者さんとご相談ください!