教育

子どもの教育は学校よりまず家庭!脳の変形を招く親は学力も下げる?

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より良い学校、より良い教育!と、我が子に期待をかけ奮闘するのが親というものです。しかし、学校が我が子を素晴らしい人間い育ててくれるわけではありません。最近では親の関わりが子どもの「脳」の発達に大きく関わることが明らかになってきました。良くない親の関わりが子どもの脳を変形させ、そのまま大人になると社会で様々な問題にも直面する。家庭に任せきりにならず、社会全体で子どもと大人の関わりについて考える時期がきています。

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子ども教育は学校よりまず家庭!

「子どもの脳を傷つける親たち」の著者、友田明美さんの熱い思いが

この本から伝わってきます。

マルトリートメント(不適切な養育)を経験している子ども達の

脳は変形してしまう。変形した脳のまま大人になる人たち。その人たちは

暴力的になったり、薬物依存やうつ病など、社会に中で生きづらさを感じる

可能性があります。今は大丈夫でも、脳は変形しているため、あることきっかけに

発症するかもしれない。

脳の研究は奥が深く、まだまだ分からないことがたくさんあるといいますが、

マルトリートメントを受けた経験がある人達と、

全くそのような経験がない人達の、脳の画像を見てみると、

そこに違いが見えてくるといいます。

完ぺきな親など存在しません。しかし、だからといってマルトリートメントが

許されるという風潮は、かなり危険であることを実感させられます。

親も始めて親になるのですから、間違いがあって当然です。しかし

そのことで子どもの脳が傷つき変形するとしたら・・・そのことが

何年かのちに社会的な問題を引き起こす可能性があるとしたら・・・

親となる人々を支援する場所がもっと必要になるのではないでしょうか。

家庭は密室であり、他人が入り込むことはできません。また、ご近所付き合いも

減る傾向にあり、子育てについて相談する場所もない。親がストレスを感じて

子どもにあたるような事があれば、それはマルトリートメントになり得る。

もっとこのことについて社会全体で考え、

子どもを持つ親や養育者たちの心のケアをする機関を作っていく必要が

あるのではないか、という意見は、今とても的を射ているように感じます。

子どもの教育で脳を健全に育てるか変形させるかは、まず親

著書の中でいくつか興味深い内容のところがあったので、一部ご紹介させて頂きます。

・母親が父親をひどく中傷する、またその逆も血のつながりを悲観し自分を否定された気持ちになる。
・祖父母は父母の悪口を言うのも同じ。自分が否定された気持ちになる。
・DVをされなくても、見ているだけで脳が変形する。
・時々行われる暴力よりも、日常的に行われる暴言の方が、子どもの脳を大きく変形させる。

親が子どもに対して「馬鹿だ」「クズだ」ということが良くない、

という事は想像がつくと思いますが、

子どもには身体的な被害が無くても、見ているだけでも脳に影響がある。

また、暴力を受けるよりも、言葉の方が子どもの心を傷つけ、脳を変えてしまう可能性が多きい

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このような意外な事も脳を見ていくことで分かってくるようです。また、

父親のダメなところを指摘する母親。

母親のダメなところを指摘する父親。

そのことについて、子どもに同意を求める。よくある事ではないでしょうか?

さらに、祖父母が自分の嫁や自分の息子の不満を口にする。これもよくありますよね。

こんなことも、子ども達にとっては、自分の一部を否定された感じがして自信が無くなる、

ということになります。

このような不満は、決して子どもたちに見せてはいけない。

夫婦の言い争いも、子どもには見えないところで行うべきなのです。

また、お父さんからDVを受けているお母さんが、

「私にはひどい事をするけれど、子ども達にとってはいい父親なのです」

と言うことがあります。しかし、DVを見ている子どもの脳は確実に変形していきます。

この場合、我慢して家庭を守りより、別れることを考えることが望ましい、と言えそうです。

とにかく、子どもが恐怖を感じる環境から救ってあげることが大切です。

子どもの教育で脳が変形するとが学力もつかない可能性

大きなストレスを日ごろ受けていると、海馬が委縮して、学力も伸びなくなります。

記憶力が低下する、やる気が起きない、そのようなことが起こってくると言います。

家庭環境をおろそかにして、お金をかけて塾に通わせても、上手くいかないと言えます。

しかし、中には、養育者自身がどうしようもないような辛い出来事にあい、

子どもにとっても大きな辛い過去などがあるとしたら、これは家庭内だけでは

解決が難しいと言えます。離婚は家族との死別などがこれにあたります。

子どもの脳が、このショックな出来事で変形したとしても、同じように悲しもを抱えた

残された家族が子どもにカウンセリングを受けさせるなどの対応はできない場合が

ほとんどでしょう。

今まで、このような難しい環境のご家庭への支援は、学校が中心になって

行っているのではないでしょうか?児童相談所などもかかわりがありますが、

毎日一緒にいる学校職員が、何とか家庭と子どもをケアしているのが現状だと思います。

しかし、学校もすべての家庭に手を差し伸べるのは難しい現状があります。

やはり、社会全体で子どもを守っていくシステムが必要になってくるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、マルトリートメントという新しい言葉から、友田明美先生の著書

「子どもの脳を傷つける親たち」の内容を中心に扱いました。

教育現場を経験している人間であれば、この著書の内容が心に重く理解できます。

また、著書の中では、子どもの脳はたとえ変形しても、部位によって、20代後半まで

柔軟に回復する可能性を秘めていると言い、大人になってからも、

さまざまな療法によって改善が期待されるといいます。

この問題に対してすでに動きがあり、

国立研究開発法人科学技術振興機関・社会技術研究開発センターによる

「養育者支援によって子どもの虐待を提言するシステムの構築」という活動があるそうです。

様々な分野の専門家が集まって、社会全体で教育や子育てを支えられるシステムが、

早くできてくることを心から望みます。

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